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ケイカル板の内壁への使用について
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□投稿者/ あかんとく (5回)-(2009/11/28(Sat) 11:22:10)
| 1 突き付け施工でも問題はないですが、やはり目違いが起きる可能性はあります。 目透しにすれば言うことありませんが、 面積があまり大きくなければ面取りをしたうえで突き付け施工でどうでしょう。 割とさっぱりした仕上がりになります。
2 素地仕上げの場合、耐久性よりも表面の状態が問題です。 硅カル板は元来下地用の材料なので、表面が粉っぽいです。 住宅の壁と言うことですから、素地のままだと触ると手や服が汚れますよ。 また、素地は水分を吸いやすいので、結果として汚れやすいですね。 塗装をするのがいいんですが、前述の通り水分を吸いやすい性質のため、 吸い込み止めの捨て塗装が必要です。 要するに、最低でも2度塗りということですね。
3 固定方法は釘でもビスでもいいでしょう。 ただ今時のことですから、ビス止めが当たり前ですね。 端空きが充分にあれば下穴は必要ありません。 但し、使用するビスは皿頭がリブ付きのタイプ(フレキビス)としましょう。 こうすることで、皿がボードを切りこんで潜ります。 となれば当然塗装下地として、無収縮パテでのビス頭パテ処理が必要となります。 パテ処理は捨て塗装をした後の方がパテ跡が出ません。 先にパテ処理をすると、塗料の吸い込みに差が出るので、 仕上がり時にパテ跡が目立つと思います。 またはあえて化粧ビス打ちとするのも良いですね。 この場合、ビスはトラス頭でどうでしょうか? なべ頭だと頭が小さいので、ボードに潜り込むかもしれません。
面取り突き付け施工の場合は、 念のため、面取り目地部分にコーキング(アクリルまたは変成シリコンなど) をすればさらに良いでしょう。
あと、厚みですが、硅カル板はもろいので、足当たり部分であれば、 出来れば8ミリ以上を使いたいですね。 その時気をつけるのは見切りです。 硅カルの規格は、厚みが4,5,6,8,10,12ですので、 コの字見切りの寸法に気をつけてください。 P.B用の規格は9.5用と12.5用しかありません。 僕も8mmを使ったことがありますが、 9.5の見切りでもさして問題ないような気がします。
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