| あやこさん、こんばんは
> 建築設計事務所の皆様は設計段階の概算見積はどのようにされているのでしょうか?低料金でお勧めの見積ソフトがあれば教えて下さい。
施行を行わない設計事務所の場合はとても難しい作業ですね。 現場の経験が有れば最初は一通り積算を行い見積金額を入れていく作業をしなければ解決できる問題ではないと思います。 見積ソフトは、一般的には表計算を行うソフトだと思ってください。 見積書を作ってくれるわけではありません。 建築専用3次元ソフトでは見積書作成と連動した物はありますが、それでも簡単に使いこなすことは出来ません。 まして、2次元CADで作成した図面を元に見積をすると言うことは経験の違いで数量や金額が大きく変化します。 細かく拾って見積もりしても間違いや勘違いは起こりますので、設計をすることと同じように大変な作業です。 ソフトに頼ることは難しいでしょう。
積算の経験があって、見積金額、製品の仕入れ値などを熟知しておられるのでしたら、EXCELで見積書を作るだけで十分だと思います。
> 工務店等から出てきた見積書の見積り査定はどのようにされているのでしょうか? > 見積り査定方法が明記されている書籍等あれば教えて下さい。 > 宜しくお願い致します。
書籍は知りませんし、書籍で分かるほど簡単ではないと思います。
積算、見積の経験が乏しい場合の苦肉の策として私が一番良い方法と思っているのは、5社ほどの施工業者の見積をとることです。 それから、専門業者(基礎工事、屋根工事、プレカット、大工手間、サッシ、木製建具、クロス、畳、新建材、プレカット、板金飾り、電気、水道、住宅設備機器、)の工事別毎の見積もりもとることです。
これらの金額を、書籍で探すと言うことは昔の公共工事ぐらいでしょう。
集まった見積書を、EXCELで一覧表にまとめ検討すれば、多少経験が無くても、より近い金額をはじくことは出来ると思います。
1社だけでの検討であれば、施工業者から見積書が提出された後に、専門業者の方々にお願いして、個別に見積書を集めることです。 これも簡単にはできないでしょうが、努力しなければ前には進めません。 それだけ建築費の算出は難しいと言うことです。
木造住宅で50枚ほどの建築図書に仕上材を指定して競争見積の依頼をしても、3000万円クラスで700万円から1200万円ほどの開きがあります。 その違いを見つけ出す作業は経験がものを言う作業になります。
頑張ってください。
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