| 記事内容:[|]
■No6516に返信(kokoさんの記事) > 初心者なもので変な書き込みになりますがお願いします。 > テキストで座標値を書き込んだあと読み込んでプロットしてます。 > 座標測定で原点の位置を指定するとき書き込んだテキスト中にX=000.00 Y=000.000 > と書き込んで原点位置とすればプロットした座標値が測定できるのでしょうか? > あとX軸とY軸が逆になるのですが・・。 > kokoさん、こんにちは。 たぶん、測量系座標のことでの質問だと、思うのですが。 JWWでは、基本的に数学座標(上方向Y軸+、右方向X軸+)です。 座標ファイルの読込で、測量座標もとりこめるように、「YX座標読込」というコマンドが用意してありますが、測量座標に対応しているわけではなく、便宜上、数学座標上に変換(XとYの値を逆に読込)しているだけなので、当然「座標測定」も数学座標系ということになります。
ただし、XとYの値を逆に読み取ればよいだけなので、 例えば、あるプロット点の座標読み取り値が「10.000m,20.000m」だったとすると、 測量座標は「20.000m,10.000m」ということになります。
原点は、座標測定の始めに指定するので、読み込む座標ファイルに「0,0」の座標が無くてもかまいません。あれば、その点を原点としてすぐに座標測定ができるので便利ですが、測量座標の場合必ずしも「0,0」が座標範囲に含まれているとは限らない(任意座標でも基点「500,500」などから始めることが多い)ので、その座標ファイルに無理に「0,0」を追加して読み込んでしまうと、縮尺1/500でも1メートル四方の用紙が必要になってしまいます。 まあ、これでも最初、用紙を大きくしておいて原点「0,0」を読み取るという方法がないわけでもないですが、こういうときはオフセットを使うと便利です。
具体的に、例えば次の座標ファイルを測量座標の座標ファイルを「YX座標読込」「m単位読書」で読み込んで、座標測定する方法ですが。
1.以下、「ZTEMP.TXT」デフォルトの座標ファイルの内容(測量座標、m単位) pt 250 500 ch 250 500 0 0 "PT1 pt 260 510 ch 260 510 0 0 "PT2 pt 250 510 ch 250 510 0 0 "PT3 pt 260 500 ch 260 500 0 0 "PT4 を「YX座標読込」(「m単位読書」にして)で読込みます。 (注意点として「基準位置座標」のところの入力は、mm単位で、数学座標での入力になるということです。)
2.実際にPT1「250,500」を基準位置にしますが、「500000,250000」というように入力します。確定すると図形がマウスカーソル(基準位置)にくっついてきますので、適当な位置に配置します。
3.その図形に、適当に新点(線でも円でも読取点があるものならなんでもよい)を追加します。
4.測定から、「座標測定」に移り、原点指示でオフセット(「設定」>「軸角・目盛・オフセット」>「オフセット1回指定」にチェックを入れてPT1を右クリックか、PT1の点からクロックメニュー右AM6時)から「-500000,-250000」(mm単位、数学座標)と入力して、既存のPT2,3,4を測定してみてください。測量座標とはXとYが逆になっているのがわかります。それから、新点を測定してみてください。それを逆に読むと測量座標となります。
以上、JWW標準機能で測量座標を測定する方法でした。 測量座標を使う機会が多いのであれば、測量用外部変形など結構出ているようなので、興味があったらまた質問するか、掲示板画面一番上の「検索」から「測量」などをキーワードにして全過去ログを対象に検索してみてください。
|