| 普通は、庇は壁から突出している屋根をいいますから、文章からみる限り、庇と思います。 しかしながら、
建築物の防火避難規定の解説2005(日本建築行政会議:編集) のP12には
7)1階の車寄せなどに設ける大規模なひさしの耐火被覆
玄関前の車寄せなど、火災の発生のおそれの著しく少ない部分に設けられる不燃材料で造 られた大規模なひさしで、外気に十分開放され、構造上重要でない場合にあっては主要構 造部としての屋根とは扱わないものとする。
とあり、解説に
法第2条第五号により、構造上重要でないひさし等は主要構造部から除かれている。従っ て、ひさし等であっても構造上重要な場合には主要構造部に該当する場合もあり得るが、 主要構造部は防火の見地から定められていることからすれば、玄関前のひさし等は、建築 物本体から突出して外気に開放されており、防火上重要な部分に該当するとはいえないの で、主要構造部には該当しないものとして取り扱う。
とあり、その後のQ&Aには
車寄せ以外は事例の積み重ねによる。 具体的には具体例で協議のこと。
という趣旨のことが書かれています。
結局は主事判断ということでしょう。 ご参考まで。
なお、この本は通達と同じく参考扱いなので、尊重する行政庁が多いですが、無視される ところもあるようです
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