| 記事内容:[|]
> JacConvert上で何か設定がいるのでしょうか?
JacConvertは非常の優れたソフトですが、DXFの一部の図形においては、 若干の制限もあります。
JacConvert のヘルプ、[JacConvertとは]の[読み込みの可否]にこうありま す。
「R13〜 SPLINE スプライン △ 複数の直線で読み込み」
スプラインは指定した点を通過する曲線ですが、具体的には、仮に、AutoCADで3点を 指示してスプラインを書いた場合だと、JacConvert で変換すると、曲線ではなく、 その3点を通り、2本の直線になると言う事です。
AutoCAD R13 以降に出来たスプラインというのは、頂点座標から数学的に計算して表示 する という、かなり複雑な事を内部で行っています。JW_CAD・JWWでは、作図時には、数学的 に 計算して曲線を発生させていると思いますが、作図後の図形は短い直線の集合体になって います。
DXF のスプラインのデータは頂点座標しかないので、それを曲線として変換するには、 数学的に計算を行う必要があり、大変複雑な作業が必要になると思われます。 何万円もする市販の変換ソフトですらその機能を備えは物はほとんど無いのが実情です。
フリーの変換ソフトで R14 以下ならその機能を備えたソフトが紹介されていましたが、 それは、その会社が作ったのではなく、OpenDWG と言うところが作っている変換ライブラ リを 使ったためだと考えられます。そのライブラリ、フリーソフトで使う分には無料なんです が、 シュアウェア・市販ソフトで使うと高額の使用料が発生するので、簡単には使えないのが 実情です。
DXF変換というのは、結構大変な処理が伴う物です。若干の制限があるとはいえ、 個人でココまで対応出来るというのは、本当に凄い事だと思います。
|