| チョット不案内な点が2つほど・・・
>1,2階連続した管柱 普通は管柱とせずに通し柱としますが、何か理由がありますか?
>隅部の1階の柱は隅柱として 隅部という表現は出隅、入り隅ともを現すものですが、告示金物の計算の場合は「出隅」柱だけを区別すればよいので「隅柱」ではなくて「出隅の柱」という理解でよいのでしょうか?
回答ですが、ポーチ柱はN値計算しなくてよいと思います。協議次第ですが、私のところでは床面積の発生しない場合の住宅の吹き曝しのポーチは構造躯体には考えず告示金物は強制されない場合が多いです。
それを踏まえると、ポーチは無いものと解釈すればよいので、今回対象の隅柱は、出隅の柱になります。
もし、ポーチにも床面積が発生する場合や、協議で告示計算対象とされた場合でも、ご質問の隅柱は出隅の柱と考えるべきです。
出隅の柱という考え方を理解すると、自ずと答えがでてきます。
N値計算の式は、柱に生ずる引抜き力から上階の床荷重等による圧縮力を減算することで成り立っています。出隅の柱は建物中央部や外壁中間部の柱に比べて、負担する床や壁の量が少ないので、一般の柱同様に圧縮力を減算したのでは引抜き力が小さくなりすぎてしまうので補正しているわけです。
今回の柱も、中間部の柱に比べて極端に上部負担荷重は少ないので出隅とすることが合理的になります。
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