| 埼玉県 設計 T氏 「北側天空率をする際に面した隣地の高低差の考え方と入力設定法を教えて下さい。」
回答 「北側隣地の緩和は政令135条の4二に記載されています。」 「建築物の敷地の地盤が北側の隣地の地盤面より1m以上低い場合においては、その建築物の地盤面は、当該高低差から1m以上低い場合においては高低差から1mを減じたものの1/2だけ高い位置にあるものとみなす。(括弧内省略)
当該地盤の位置からの測定が基本です。隣地より当該の地盤が低い場合(隣地が高い場合)は(h-1)/2の緩和を適用します。隣地が低い場合(当該地盤が高い場合)は当該地盤の位置で測定します。マイナスの地盤位置からのチェックはありません。
TP-JWSKYでは隣地の高低差は下記の手順で高低差を入力します。 @「入力」「敷地」で敷地入力ダイアログボックス内の高低差の項目で高低差を直接入力します。(H-1)/2の計算は内部自動処理です。
A高低差は隣地の平均高さの為、始点終点は同じ値が設定されます。 マイナスの高低差も入力可能ですが北側の測定高さでは無視され0mの値が測定点に設定されます。
B「入力」「天空率算定領域」を発生後「入力」「計算モード」に移動し「計算」「天空率」「天空率計算設定」ダイアログボックスで「均等発生」ボタンをクリックすると(h-1)/2緩和および0m以下を無視した測定点が発生します。
以上です。
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