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環境ファイルを書き出しても、解決はしないのですが、たまたま今回は事前に不正部分の データを消去するなどしていたのではないでしょうか?
熱心そうなので、種明かしをしておきます。
ペイントハッチを、ご自分で体験してみると、全ての仕組みと解決方法がわかるはずで す。
先ず、なんでも良いですからファイルを開くか新規作成してください。 次に、何も書かれていないレイヤに「□」コマンドを使って、適当な大きさの「□」を書 きます。 寸法、縮尺は問いませんが、解りやすいように、大きめの四角でね。 そして、そのレイヤの名前を次のように変更してください。 #j21a320 と・・・。 画面では、何も変化は起こりませんが、これを印刷してみてください。 実際に印刷するまで無く、印刷画面には・・・・ハッチが!
このように、閉鎖図形(面積が測定可能な形)だけが存在するレイヤの名前に#記号と英 数字を組み合わせた名前をつけることで、自動ハッチが施せます。 数字やアルファベットの組み合わせで、線種・線色・角度・ピッチ・間隔を変更できま す。 不正なデータとは、つまり、#j21a320のような名前のレイヤ内に閉鎖図形以外の図形が存 在していることを警告しているのです。上で指定したハッチは印刷しないと見えないし、 選択も出来ないので、初心者の方には訳がわからないのは当たり前です。 ハッチの必要が無いときは、レイヤの名前を機能しないものに変えればよいのです。英数 を使うとたまたま機能名に該当することもあるので、日本語の名前を付けてやれば問題無 いわけです。
このように便利そうな機能なのですが、現在は以下の欠点のために殆ど使われなくなりま した。 欠点: 1.印刷に時間がかかる。 2.JWWソリッドのほうが使いやすい。 3.JWC図面をJWWで印刷すると精度の違いのため、全て不正データになるので互換 性が無い。 私も殆ど使わなくなりましたが、トラブルの原因究明にために覚えていくとようでしょ う。
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