□投稿者/ akku-i (164回)-(2012/05/16(Wed) 15:35:12)
| >例えば、図面を1/100で作図したとして作図途中で1/50に縮尺変更して作図したい場合、 >スケールコマンドで縮尺変更しても作図画面の図面やグリットの大きさは変化せず、 >1/100の大きさのままです。
「1/100の大きさのまま」というのはどういう意味でしょうか。 1/100の図面を1/100の物差しで測っても、1/50の図面を1/50の物差しで測っても1メートルは1メートルです。
そもそも見た目の大きさを自由に拡大縮小出来るCADの世界に現実の縮尺は存在しません。 CAD画面に三角スケールを当てて長さを測る人はいませんよね。
印刷された図面になって初めて現実の縮尺になります。 三角スケールを当てて長さを測ることが出来ます。
見た目の大きさにとらわれず、CADの中で物差しを持ち替えたと思ってください。
測定とは、云い方を変えると「比較」です。 物の長さを物差しで測るのは、物の長さと物差しの目盛りとを比較しているとも云えます。
つまり・・・ 物を大きく測定するには二通りの方法があります。 1.物を大きくして、同じ物差しで測る。 2.物の大きさを変えないで、物差しを小さくする。
自分が砂粒の大きさになれば、蟻の大きさが変わらなくとも蟻が巨大生物になる。 おっと横道に・・悪い癖。(;^^A
Jw_cadの場合は、入力画面に「用紙サイズ」や「全体表示」があります。 「用紙サイズ」が「作図ウィンドウ」として表示されます。 感覚的に「用紙サイズ(作図ウィンドウの大きさ)」と作図した「図形」の大きさを比較しています。
ARCHITRENDの作図画面には用紙サイズのような比較する物がなにもありません。 印刷画面で初めて「用紙サイズ」の設定が行われます。
たとえば、試しに縮尺変更する前と変更後の作図途中の図面の中に、A3サイズの長方形を描いてみてください。 ちなみにA3サイズの寸法は「297ミリ×420ミリ」です。 1/100の場合は「29,700×42,000」、1/50の場合は「14,850×21,000」です。 縮尺の違いが分かると思います。
つまり・・・ ARCHITRENDの場合は、図形の大きさが固定され、図枠の大きさが変動すると考えればよいでしょう。
作図画面を「1/1」に変更しても「1/10000」に変更しても見た目はなにも変わりません。
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