3次元CAD専用掲示板

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■2037 / 3階層)  アーキトレンドの柱自動配置
□投稿者/ akku-i (91回)-(2010/09/12(Sun) 01:08:36)
    もみじさんはしっかり勉強されていたのですね。
    こちらこそ、早とちりな意見を書いてしまいました。
    ごめんなさい。

    しかし、このような内容になると「3次元CAD専用掲示板」での話題ではなくなりますね。(;^^A
    「建設技術専用掲示板」??

    私も木造の設計を主にしているので、私なりの意見は書かせていただきます。
    この場での安易??な発言がもしかしたら大きな波紋を呼んでしまうかもしれないが・・・。

    木造の設計においては、阪神・淡路大震災を教訓にした2000年(平成12年)の建築基準法改正がありました。

    地耐力に応じた基礎形状の特定。地盤調査の事実上の義務化。
    構造材と、その場所に応じた継ぎ手・仕口仕様の特定。
    筋かい端部、耐力壁両端の柱頭・柱脚仕様の明確化。
    壁倍率の高い壁端部や出隅などの柱脚ホールダウン金物必須。
    耐力壁を配置する際にバランス計算が必要。
    壁量の簡易計算、偏心率の計算。

    等等。。。

    「A工務店」のような設計にはお目にかかったことはありませんが・・・。
    璧内すべて910ピッチの柱、二回りも大きな梁成。ですか。

    徹底的に建物を強固にするならばA工務店の考え方も一理あるかもしれません。

    建物の構造的な安全はバランスだと思います。
    建物全体のバランスも必要ですが、部分部分のバランスも必要になります。

    壁を強固にすると、両脇の柱の柱脚・柱頭に大きな力が生じます。
    その力が次々と伝達され、多くの部位に頑強な「部材」「仕口補強」が求められます。

    バランスを考えると、B工務店の考え方も有りです。
    もちろん「壁率比」や「壁充足率」を始めとした規準に適った上での話です。

    ここまで来ると、やはり設計者のこだわりなのかもしれません。
    私はA工務店とB工務店の中間かな??(^^;...

    私の知り合いの設計者は、木造二階建ての住宅でも構造計算(許容応力度計算)を行います。
    かと思えば、提出義務がないことで璧量計算すら行わず「経験則」で金物を含めた構造を決めている人もいます。
    (ダメです。いけません。)

    ARCHITRENDは様々な設計者の要望に応えていると思います。
    だから設定が多様になり、めんどくさいとも云えますね。
    「管柱配置」の設定もそのひとつです。

    でも・・・CADソフトは道具ですから。。。
    設計者がきちんと建築や設計製図を学んだ上で、設計支援として使用したいものです。

    繰り返しますが。
    設計者により建物の仕様は変わります。構造を含めて。

    建築基準法は最低規準です。
    長期優良住宅に至っては、たとえば地震力に関して云えば建築基準法レベルの1.25倍の耐力が求められます。
    だから様々な考え方が出てくるのでしょう。

    長くなりました。
    色んな意見があると思いますが・・・私なりの意見を書かせていただきました。
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