| emanonさん、こんばんは
> ご自分で検索し尽く見つからなかった上でのご質問ですよね。 > ごく希に、自分で捜すのが面倒で質問される方がいらっしゃるようなので書いて見ました。 > ここのウエブはそれを許容していますので何ら遠慮することはありませんよ。
その通りです。 建築資料館の掲示板を開設するに当たって念頭に置いたことは「ネットワークを便利に使いたい」です。 多くの設計事務所は少人数か一人親方的な事務所が多く、比較的孤立しやすい要素を持っています。 また、恥ずかしくて同僚に聞けないと思って仕事している人、技術者は社内で自分一人よその会社の人に聞けないよぉ。 そんな、環境で仕事しているとき、「足場のデーターが欲しいな」と思ったとき、「誰か持っていない?持っていたらちょうだい」と問いかけると「持ってるよ!ココにあるからDLしてね」と返事が返ってくる。 でもその返事をくれた人は、誰の問い掛けか分からないまま、ほい!と教えてあげる。
この発想は、私の事務所で複数で仕事しているとき、「便所の床の仕上げ材何でしたかね?」と誰かが訪ねると、答えを知っているものが「100角タイルですよ。仕上げ表には、ダントー100角タイルと書いてあるよ」と教える。 けして、「仕上げ表を見ろ!」とは言わない。 分からなければ、「分からない」と声を掛ける。 答えが返ってこなければ自分で設計図を見て確認する事で無駄な時間を節約する。 そんな環境がインターネットを通じて出来ると良いなぁ〜と思っています。
一人で事務所にて、モンモンと作図作業をしているなかで、調べれば分かるようなことでも、つい思い出せない場合掲示板に書いておく、そのまま別の作業をしていて、返事が返ってくると超便利。 メールアドレスを記載して、非表示にしておくと「回答が付いたよ」と、メールで知らせてくれる。 返事が返ってこなければ、自分で探す。
一人で仕事しているようなのに、建築資料館の掲示板で誰かと繋がっている。 誰か知らないけど、いつも誰かと繋がって自分をサポートしてくれているし、自分も誰かをサポートしている。 私はこれで良いと思っています。
よその掲示板で、「そんなこと検索したら、ググったら出てきますよ。自分で探しましたか?面倒くさがらず、自分で探さないと自分のためになりませんよ」と有り難い説教をしてくださる方がおられる。 それはそれでよいと思いますが、建築資料館の掲示板はそこが違います。
特に必要なのが建築基準法の解釈の仕方。 これには若いころほとほと困りました。 30年も前の話、確認を出しに行くと担当者から駄目だしが出る。 「なぜ?」と聞くと「あんた!建築士の資格有るんでしょう?基準法に書いてありますよ。良く読んで来なさい」と素っ気ない回答に自分の不甲斐なさに気持がなえてしまう。 こんな事が度々ありました。 だから確認申請書を作るとき不安な部分があると友人に尋ねたりしながら、回答を準備していったものです。 自分では間違いないと思っても、今ひとつ心配。 誰か「そうだよ!貴方の考えで良いよ」と言って貰えると自信が湧いてくる。 それを全国のネットで繋がっている同業者からパワーを頂けたら気持が明るくなる。
その勢いで、審査の担当者と互角に渡り合いたいと思う心に、勇気100倍の力を貰えれば仕事が楽しくなる。
そんな質疑応答が建築資料館の掲示板に膨大な資料として蓄積することを願っています。 どんな些細なことでも、質問があり、回答があることで資料が増えていく。 掲示板でキーワード検索を掛けてみると、過去ログから答えが返ってくる。 5年前に質問した人が、答えた人が、資料として残してくれている。 5年経った今日、検索を掛けてその答えを見て「助かったぁ〜」と胸をなで下ろす。 こんな情景を想像しながら、建築資料館の掲示板は運営されています。 建築資料館の掲示板は、調べもしないで質問すること、検索もしないで質問すること、けして良くないことではありません。 そんな質問に答えたくない人は無視してください。 答えてあげようと思った人だけ回答を付けてくださればいいのです。 無視された人はまず、掲示板の検索をクリックしてください。 回答が出てこなければネットサーフィンをしてください。 もしも自分で見つけることが出来たら、自己回答をしてくださると管理者としては感謝感激雨あられ、超嬉しいです。 建築資料館の掲示板は他の掲示板と趣旨が違います。
もしも、質問がくだらない、回答がくだらないと感じたら無視してください。 質問や回答に優劣を付けるのは貴方ではありません。 みんなで建築資料館の掲示板を資料の宝庫にしましょう。
|