| ■No44654に返信(HWさんの記事) > 教えてください > JWWデータをDXF保存し開いてみると縮尺が狂ってしまいます > なにが原因でしょうか
DXF形式というファイル形式が、縮尺というものを扱えない仕組みなのが原因です。
DXFファイル形式には、縮尺という概念が無く全ての要素は、尺度1:1を前提にした座標で表現されていると見做されています。 jwwは、縮尺を設定できるCADですから、DXF形式で保存の際と、DXFファイルを読み込む際に齟齬が生じます。
DXF形式で保存の際。 jwwは、レイヤグループ0の縮尺設定値を基準にして、尺度1:1の座標値に換算してDXFに書き出します。 他のレイヤグループで異なる縮尺のデータが有る場合は、見た目の図形の大きさが同じに見えるように座標値が調整されます。 つまり、グループ0と異なる縮尺設定のグループのデータは、実際の寸法値を失うことになります。 DXFファイルの中では、全ての座標は、1:1なので。 最も重要な図は、グループ0か、グループ0と同じ縮尺設定のグループに置くように注意すると、その図は、DXFファイルの中に実際の寸法で保存されます。
DXF形式ファイルをjwwが開くとき(読み込むとき。) いくつかの簡易的な手段によって、縮尺設定を推測します。(DXFファイルの中には、尺度の情報は無く全て1:1) データ座標の範囲から判断して、幾つかの縮尺候補の中から縮尺を選んで設定します。
設定した縮尺設定により、座標を換算して読み込みます。 この縮尺設定は、よく失敗します。→読み込んでから調整する技量が要求されます。
元々jwwで作成した図面で、幾つかの尺度を合成した構造だった場合でも、全部のグループの縮尺は同じ設定となります。
三五六
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