| レスがつきませんね。 断熱の問題は目に見えないだけに難しい話になりますが、 グラスウールを使う場合でもご心配も問題以外に気をつけることがいくつもあります。 今回の場合、まず確認したいのはグラスウールの密度と固定方法です。 密度とは、簡単に言うと圧縮の程度です。 密度が高ければギュッと圧縮してあるので板状にでき、 固くて断熱性能も良くなります。 一般的には40キロ/立方メートル程度以上のもの。 密度が低いのはよく見るタイプで10キロ/立方メートル程度で、ふわふわのもの。 板状にはなりません。
すると固定方法が問題になります。 高密度のグラスウールは板状なので壁の中で自立します。 よってグラスウールそのものだけでオッケー。 しかし密度が低いと壁の中で自立できないので、 袋状のシートに包まれ、そのシートの端を柱に固定します。 昔の建物は低密度のグラスウールをそのまま壁の中に入れてあったので、 解体してみると壁の下のほうに下がってしまっていることがよくあります。
そういう意味では今回の施工方法は高密度なら施工上は問題ないでしょう。 低密度の場合は前述のとおり、固定方法を確認してください。
次に問題の気密シートの件ですが、 断熱の研究者の中でも意見が分かれるところです。 断熱材の外側に気密処理をするのか、内側にするのか。 それぞれメリットデメリットがありますので、 納得のいく説明を受けてください。
特に内断熱の場合は、気密層の位置に関係なく壁体内結露が起きやすいので、 湿気が行かないようにすることよりも、 湿気を逃がす方法を考えることのほうが大切です。
長くなりましたが、参考にしてください。
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