| 2008/12/23(Tue) 23:38:59 編集(投稿者)
3階建てなど、必要に迫られた場合しか構造計算はしていませんが、計算すると剛性が高まる分、筋交い量は壁量計算より増えます。層間変形角も確定できて安心だと思います。柱の引っ張り力も求まるので金物も合理的に選定できます。最も有用なのは基礎配筋に根拠が出来ることです。来春頃からは、瑕疵担保履行法の為に、この基礎配筋の根拠が必要になってきますので有用かと思います。そこまでしなくても、kuboさんのおっしゃるように、これもスパン表でも構いませんが・・・。
プレカット図の梁のチェックに構造計算はあまり有用ではないようです。よほど経済性優先の細物を使った場合でもなければ、梁が曲げ応力で持たないことはありません。通常のプレカット図の梁のほぼ全ては、計算の結果OKになって当たり前です。だからこそ、経験値で決めた木造メンバーでの施工に特段の問題がなく、これまでやってこれたのです。
梁のサイズは積雪のことも含め、自己の経験で決めるのが最良の手段。木造の梁に限っては、たとえ計算でOKでも、計算結果だけで実際に使用すると、クレームに繋がります。選定メンバーに不安が残る場合は、kuboさんのご意見のようにスパン表または、公式から、単純梁として「たわみ」の検討をするのが安全な手段かと思います。これでも士口欠損を何割減ずるかは、経験次第。許容値もやはり経験次第のようです。
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