| こんにちは、ありがとうございます。
>・・・錆止塗装→鉄の酸化を抑えるためアルカリ性の塗料にて鉄の酸と塗料のアルカリで中和・・・・
なんかとてもユニークな発想というか、そのまんまのような発想ですね?
単純にいうと酸性にあると錆び易いので、錆止め塗料はそうでないほうが好ましいと思いますが、アルカリ性の塗料を塗ることで酸性を中和して錆の進行を止めるのが建築用錆止め塗料の原理ではありません。
それは、露出鉄筋にセメントペーストを塗って次の工程までの間、錆の進行を止める時などに使われる手段です。
なぜかというと、アルカリが酸性を中和するのは水溶液の中だけですから、建物内部で乾燥した空間ではそのような反応は起きないからです。そもそも、水がなければ「錆」さえ発生しません。もちろん、結露や水蒸気による僅かな水分に対処するために弱アルカリ性にはしてあると思いますが・・・。
もう、お分かりかと思いますが、建築用錆止め塗料の原理は、強い被膜による環境遮断が第一かと思います。水やそのほかの不純物と鉄を物理的及び、電気的に絶縁することで錆を防ぐのだと思います。
塗料によっては、さらに、塗膜欠損部やクラックからの漏水に対処する為に亜鉛を配合し、碑金属による犠牲還元(逆電食)を起こさせて鉄を守っています。ローバルなどは、まさにこれのみで持っているようなものです。
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