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■6724 / inTopicNo.1)  地耐力の判定で
  
□投稿者/ MT_ (972回)-(2010/05/26(Wed) 08:06:46)
    2010/05/26(Wed) 08:08:13 編集(投稿者)

    来る6月から施行される改善の為の、建築確認手続き等の運用改善マニュアルを見ていたのですが、巻末の木造の既存不適格申請見本図の中で「地耐力:目視等により調査した結果、既存部分の地盤の沈下、基礎の亀裂等が生じていないことから地耐力30kN以上と判断する」という書き込みのみで地耐力を担保させている例があるのですが、これはどのような根拠からきているのでしょうか?ご存知の方がいらっしゃればご意見ください。

    確かに、既存不適格増築なので、SS試験等で直近の地盤調査を行って悪い結果が出た場合でも、今さら既存建物の直下を地盤改良することは難しいので、調査は行わないのでしょうけれども、これだけの要件で判断するのは乱暴に思えるのですが・・・。

    せめて、令93条に規定された地盤種別による判断であれば・・・十分納得がいくのですが、いかがでしょうか?

    資料:URLは下記です。ケースA1-03(右上の基礎詳細図)です。
    http://www.icas.or.jp/download/pdf/unyou_kaizen_syou_2.pdf
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■6734 / inTopicNo.2)  Re[1]: 地耐力の判定で
□投稿者/ kubo (547回)-(2010/05/26(Wed) 17:49:38)
    告示H12-1347 第1 
     建築物の基礎の構造は、〜 地盤の長期に生ずる力に対する許容応力度 〜 が、〜 1u
     につき30kN以上の場合にあっては基礎ぐいを用いた構造、べた基礎又は布基礎としなけ
     ればならない。

    長期地耐力 30kN以上なら布基礎にできるという条文を逆読みして、既存が布基礎で問題
    が起きていないから、長期地耐力が 30kN以上あると判断できる、としているのではない
    でしょうか。

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■6736 / inTopicNo.3)  Re[2]: 地耐力の判定で
□投稿者/ MT_ (976回)-(2010/05/26(Wed) 18:37:40)
    ・・・考えられなくはなさそうですね?有り難うございました。

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■6743 / inTopicNo.4)  Re[3]: 地耐力の判定で
□投稿者/ EMANON (11回)-(2010/05/27(Thu) 11:41:50)
    2010/05/27(Thu) 11:43:31 編集(投稿者)

    基礎の大きさが解れば、建物重量から地耐力が推定できますので実物大試験になります。
    建物重量を大きく取ってしまうと、過大評価することになります・・・
    木造の古い本によると
    軽い建物  平屋 2.5kN/m2
         総2階 5.0kN/m2
    です。延べ面積×2.5kN/m2 /(基礎長さ×巾)=推定地耐力
    この式を変形して、基礎の大きさを決めることは出来ませんのでご注意。

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■6765 / inTopicNo.5)  Re[2]: 地耐力の判定で
□投稿者/ EMANON (15回)-(2010/05/30(Sun) 11:29:35)
    No6734に返信(kuboさんの記事)

    > 長期地耐力 30kN以上なら布基礎にできるという条文を逆読みして、既存が布基礎で問題
    > が起きていないから、長期地耐力が 30kN以上あると判断できる、としているのではない
    > でしょうか。

    念のため書いておきます。
    H12以降の建物であれば、その通りの解釈が出来ます。
    それ以前であれば、地耐力30kN/m2未満で絶対に布基礎にしていないとは言い切れません。

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■6766 / inTopicNo.6)  Re[3]: 地耐力の判定で
□投稿者/ kubo (550回)-(2010/05/30(Sun) 14:55:58)
    2010/05/31(Mon) 09:48:00 編集(投稿者)
    2010/05/30(Sun) 21:39:24 編集(投稿者)
    2010/05/30(Sun) 15:08:17 編集(投稿者)

    スレッドの最初の発言に書かれているリンク先の図によると、既存の基礎断面図が描かれて
    いるので、既存設計図か掘り返しての調査かでわかっているという前提と思われます。

    あくまでも法文の上での話で、力学的に経験的に、30KN以上の地盤であれば布基礎にできると
    いうことが言えるのなら(法文は何かの根拠でそう言っている)、今現在、布基礎で建って
    いて問題が発生していないから、結果として地耐力30KN以上の地盤と言える、ということで、
    これそのものは、地耐力の評価の問題なので、法の規制があろうがなかろうが関係ないと
    思います。

    補足して追記します。

    構造計算をして、長期荷重を拾って、底版面積で割って地盤反力を計算したら(仮に)
    地盤反力25KNになったとしたら、その地盤の地耐力は25KN以上と言うことになりますが、
    リンク先の設計者(?)は構造計算をしていなくて、法文から30KN以上と判断できると
    しているのであって、布基礎が許容できる地盤であることは、既存と増築の基礎幅を
    同じにしていることから担保できると判断したのだろうと(善意に)推察します。

    こういう記述が妥当であるかどうかは別問題です。
    リンク先の設計者(?)がそう判断しているのだろうと言うだけの話です。

    ただ、確認申請で同様に判断をしてクレームが付いたら、これを事例として駆け引き
    できる可能性はあるかもしれません。

    ただ図面に書く時は
      既存部分は布基礎で問題が起きていないから、増築部分も同じ幅の布基礎とするので
      許容地耐力以下と判断できる
    という書き方がよかったのではないか、という気はします。

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■6768 / inTopicNo.7)  Re[1]: 地耐力の判定で
□投稿者/ AA@BUS5 (1回)-(2010/05/31(Mon) 19:14:02)
    2007年度版建築物の構造関係技術基準解説書のP-512に、
    自沈層が存在する場合について、次のようにあります。
    「〜既存建物の健全性を沈下に対する実大載荷試験結果として評価することが出来る。」
    「〜既存建物の健全性に支障がなく、既存建物の基礎が通常の布基礎であれば、
    地盤の許容応力度を30kN/m2程度とみることも可能である。」
    このあたりからだと思います。

    これを示せば、建築確認はOKだと思われます。
    住宅瑕疵担保責任保険は・・・?
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■6769 / inTopicNo.8)  Re[2]: 地耐力の判定で
□投稿者/ MT_ (985回)-(2010/06/01(Tue) 09:47:36)
    AA@BUS5 さんありがとうございました。

    2007年度版建築物の構造関係技術基準解説書の記述を確認しました。こも本は構造審査でもバイブル的なようですので、ここに記述があることは嬉しいことです。

    「〜既存建物の健全性に支障がなく、既存建物の基礎が通常の布基礎であれば、地盤の許容応力度を30kN/m2程度とみることも可能である。」という評価は、kuboさんのご意見と同じ、告示13147号からの引用であることも記されていました。

    みなさん、有り難うございました。

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■6770 / inTopicNo.9)  Re[2]: 地耐力の判定で
□投稿者/ EMANON (16回)-(2010/06/01(Tue) 13:18:55)
    了解しました。
    SS試験をすれば、自沈層無しならば最小でqa=30kN/m2・・・
    体重75kgの人が、10cm×25cmの下駄をはいて片足立ちして沈下しない程度。

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