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■5722 / inTopicNo.1)  面積区画
  
□投稿者/ のり (1回)-(2009/10/20(Tue) 14:31:01)
    初めて質問します。
    宜しくお願いします。

    面積区画に関する質問です。
    用途は工場です。任意でロ準耐2号の仕様にして1500uを超える為、ALC板で壁を作り面積区画しました。

    1.質問は、ALCを支える柱(間柱等含む)や梁(水平ブレース含む)に耐火被覆をしなければならないか?ということです。
    単純な質問で申し訳ありません。

    2.また、柱梁が区画の内外?であった場合によって、耐火被覆が有無が変わったくることがあるのでしょうか?

    宜しくお願いします。

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■5723 / inTopicNo.2)  Re[1]: 面積区画
□投稿者/ bell (13回)-(2009/10/20(Tue) 15:50:59)
    一般的に言えば準耐ロー2ですから、床、あるいは外壁に直に接する間仕切壁のALC版に絡む柱、梁に耐火被覆は不要です。しかし、ALC版を梁のフランジ面内で受けた場合、又、柱面内でALC版が止まる場合は問題が有ると思います。柱、梁が有ると耐火としての一連性に欠けます。(柱、梁そのものは耐火壁では無い)特に外壁と絡む柱はスパンドレル区画としても連続性が有りません。

    このような場合は耐火被覆必要かと思いますが、なにぶん解釈取扱いですから、審査機関によっては強制しないところも有るでしょう。(厳密に解釈しすぎると耐火壁と90度交差する梁、小梁は全て耐火被覆必要になる場合も有りえるので・・・)

    ですから、防火区画はなるべく柱、梁面内から逃げた方が良いです。

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■5724 / inTopicNo.3)  Re[2]: 面積区画
□投稿者/ のり (2回)-(2009/10/20(Tue) 15:59:59)
    bellさん、ご回答ありがとうございます。

    一連性を欠く事がなければ、柱梁に被覆が不要ということですね。

    ALC板を支える為に柱梁が受け材として使用されているのでしたら、必要と
    一般的にはなりそうですね。
    建物の主要の柱、梁以外の間柱等を受け材とした場合は、間柱を被覆するという考え方になる と考えて宜しいでしょうか?

    とんちんかんな解釈をしていたら、すみません。
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■5727 / inTopicNo.4)  Re[3]: 面積区画
□投稿者/ bell (14回)-(2009/10/20(Tue) 17:53:35)
    2009/10/20(Tue) 18:30:20 編集(投稿者)

    > ALC板を支える為に柱梁が受け材として使用されているのでしたら、必要と
    > 一般的にはなりそうですね。
    > 建物の主要の柱、梁以外の間柱等を受け材とした場合は、間柱を被覆するという考え方になる と考えて宜しいでしょうか?
    >

    いいえ、準耐ロー2などは、外壁、間仕切壁パネルを支持する鋼材でも耐火被覆は不要です。(標準工法における場合。先ほどの柱、梁面内で止まる場合以外は)

    これがロー2以外の準耐、耐火構造ですと話が違います。「建築物の防火避難規定の解説」(通達が元ですが)などの取扱いをもとに、外壁のALC版を支持する受材(受けアングルなどは6mm以上で不要)は全て耐風梁、間柱等も含め耐火被覆をします。耐火構造ですと,この場合間仕切耐火壁についても同様に指導される事が多いです。うちの廻りはこれに加え防火区画に接する小梁なども被覆要です。

    しかし、「建築物の防火避難規定の解説」は参考指針なので審査機関により差異有ります。

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■5729 / inTopicNo.5)  Re[4]: 面積区画
□投稿者/ oto (211回)-(2009/10/20(Tue) 21:26:45)
    bellさんと同様の趣旨を書き込もうとしましたら、先を越されてしまいましたね。防火避難規定の解説をスキャンしてきていたので、アップします。
1520×2224 => 171×250

1256041605.jpg
/389KB
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■5730 / inTopicNo.6)  Re[4]: 面積区画
□投稿者/ のり (4回)-(2009/10/21(Wed) 10:59:19)
    bellさん

    回答ありがとうございました。

    準耐ロ-2 ですと、被覆が不要で
    それ以外の 準耐ロ-1 や 準耐イ は、被覆が必要となる。 ということですか?

    すみません。知りませんした。
    何かその区分けが 『防火避難規定の解説』 に載っているのでしょうか?


    基本的なことで申し訳ございませんが、準耐ロ-2 の考え方ですが、
     柱梁は重量鉄骨で
     屋根壁は、板金で(下地も鉄)

    仕上た建物は、準耐ロー2 と考えていますが、合ってますか?
    素人で申し訳ございません。

     
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■5731 / inTopicNo.7)  Re[5]: 面積区画
□投稿者/ のり (5回)-(2009/10/21(Wed) 11:00:19)
    otoさん、

    資料ありがとうございます。
    参考になりました。
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■5734 / inTopicNo.8)  Re[5]: 面積区画
□投稿者/ bell (15回)-(2009/10/21(Wed) 17:11:08)
    整理してみましょう。実はかなり複雑なので、うまく整理できるか私も自信有りませんが・・・ついでに外壁の件も無関係ではないので一緒に・・・外壁はALCでなくて鉄骨胴縁下地で、面積区画間仕切はALCなのですね。
    法文では
    1. 準耐ロ-2の柱、梁は不燃材料、外壁は準不燃(延焼ライン内防火構造)、主要な間仕切壁(防火区画壁等)は準不燃材料。しかし面積区画としての間仕切壁は令第112条から、準耐火構造とする。今回これはALCですが、告示の例示仕様で言えば、ALCを受ける下地鋼材については外壁、間仕切共法文では何も言ってない。
    2. 準耐ロ-1 外壁は耐火構造。面積区画としての間仕切壁は令第112条から、準耐火構造で有れば良い。
    3.準耐イ 鉄骨造ではほとんど採用しないので省きます。

    外壁として
    先に耐火構造の話に飛びます。言うまでも無く主要構造部の柱、梁は被覆要。しかし、外壁で一般的なALC100mmと想定すると、主要構造部の外壁であるのに、パネルが脱落しない為の措置が明確では有りませんでした。例示仕様でははっきりしません。ALC版は各階梁からの支持が基本です。階高が高い場合は中間梁もでてきます。工法によっては間柱も存在します。この取扱いが「建築物の防火避難規定の解説」に有ります。otoさん示して頂いた資料とは又別です。つまり耐火構造の壁として、パネル支持する鋼材は外壁の主要構造部の一部として、全て耐火被覆が望ましい。(アングル等6mm以上は不要)

    ここで、1.ですが今回の仕様は柱、梁、金属板外壁鉄骨下地は認定から言っても耐火被覆不要。これは良いですよね。しかしALC外壁とした場合、ALCそのものは耐火構造とはなるけれど、ロ-2は準不燃、場合により不燃性能、防火構造だけ求めているので、ここでは「建築物の〜解説」には該当しないとしている場合がほとんどだと思います。

    次に2.の準耐ロ-1の扱いです。ここでも一般的なALC100mmと想定すると、法文上は主要構造部の梁、柱の耐火被覆求めていません。しかし法文上外壁耐火構造ですから上記の外壁の取扱いがでてきます。そうすると審査機関によっては大梁等であってもパネルを支持するのだから耐火被覆必要との判断するところが有るのです。

    防火区画間仕切壁として
    1,2の場合、本来準耐火構造でいいのですが、ALC版100mmを使用すると認定上耐火構造となります。しかし、上記の「建築物の防火避難規定の解説」では耐火構造の「外壁」としていますので、被覆等はこの解説では必要有りませんが、他のページに、主要構造部でない小梁等で防火区画壁を受け、床水平区画と接する場合の記述が有ります。(otoさんに提供してもらいました。)これは、耐火建築物なら適用するところと、そうで無いところが現実に有るようです。私のところでは耐火建築物のみ適用します。

    最後に梁、柱で防火区画壁が止まる。(壁が連続しない)場合。これは耐火、準耐火関係なく先の回答どうりです。柱、梁は不燃材であるけれど、壁では無いので・・・区画壁は床、壁に一体的に接しなければいけないので。これも一部の審査機関では・・・ですけど・・

    最後の最後でこれだけ・・・以上はあくまでも「建築物の防火避難規定の解説」の解釈です。参考指針です。このように取り扱うところも有れば、独自に取扱いをしているところも有ります。私の思い込みもあります。最後は審査機関と詰めて下さい。

    > 仕上た建物は、準耐ロー2 と考えていますが、合ってますか?

    なんと答えればよいか・・・1.の内容の他は床、屋根、階段、防火戸、その他の仕様が決められています。一概には言えません。詳しくは法文参照でお願いします。 
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■5736 / inTopicNo.9)  Re[6]: 面積区画
□投稿者/ MT_ (809回)-(2009/10/21(Wed) 17:58:03)
    2009/10/21(Wed) 17:59:48 編集(投稿者)

    横から失礼します。MT_です。

    みなさんのご回答からもわかるとおり、この件は例示仕様に明示がない為、グレーゾーンですので最終結果は協議で決めてください。法律の最低限を採用すれば「被覆不要」、望ましい・・・を採用すれば「被覆必要」と判断が下るだけのことです。

    今回の私の案は、以下の様です。

    ・防火区画間仕切り:ALC t=100 屋根下まで。梁・柱・下地鉄材の被覆なし。
    ・外壁(延焼の恐れある部分):GL鋼板+PB t=12.5mm 、内装:PB t=9.5mm ジョイナー工法
    ・外壁(延焼の恐れある部分以外):GL鋼板貼り、内装なし
    ・外壁(防火区画とT字に交わる部分、巾900区間):ALC t=100 屋根下まで。梁・柱・下地鉄材の被覆なし。
    ・屋根:金属屋根

    という感じで、協議に臨みます。

    PS:工場の場合、防火区画免除が殆どなので、そちらの協議が先ず有りきですが・・・・。



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■5739 / inTopicNo.10)  Re[6]: 面積区画
□投稿者/ のり (6回)-(2009/10/21(Wed) 18:39:18)
    bellさん

    誠にご丁寧な回答をいただき、ありがとうございます。
    大変、参考になりました。
    自分なりにまとめて、審査機関に詰めてみたいと思います。

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■5740 / inTopicNo.11)  Re[7]: 面積区画
□投稿者/ のり (7回)-(2009/10/21(Wed) 18:42:56)
    MTさん

    色々とご親切にありがとうございます。

    本当に法文の解釈が難しいですね。
    いずれにしても審査機関に協議をしてみないとなんとも言えないところは
    ありますよね。

    MTさんがおっしゃるように工場ですので、まずは免除申請を考えて見ます。

    ありがとうございます。
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