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■3901 / inTopicNo.1)  鉄筋コンクリート造に適用する防腐処理について
  
□投稿者/ TK (2回)-(2008/11/04(Tue) 21:19:49)
    2008/11/04(Tue) 21:41:44 編集(投稿者)

    建築基準法施工令第37条「構造部材の防腐措置」は鉄筋コンクリート造に適用する事はあるのでしょうか?

    基準法では具体的な規定がなされてないため日本建築学会「建築工事標準仕様書-木工事」により施工されていると思います。その中ではコンクリートに接する根太等は防腐処理を施すとあります。ならば外壁部に接する木間仕切の下地や床を支える際(キワ)根太等は防腐処理を施す必要があるのでしょうか?

    私は関東の設計事務所なのですが、関西の設計事務所では設計図書の特記仕様書に防腐処理について記述してあることが多いといった話を聞きます。個人的な見解では建基法令37条では「構造耐力上主要な部分に使用する材料」に適用するとあるので木間仕切は該当しないし、鉄筋コンクリート造の床スラブを張った上での二重床や直張りのフローリング等は該当しないのではと考えております。

    共同住宅では防腐処理を施すとF☆☆☆☆が確保できない等の話もあり、なかなか回答に辿り着かず困っております。法的に必要な措置かどうかおわかりの方いらっしゃいましたら、ご教授願います。宜しくお願い致します。
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■3902 / inTopicNo.2)  Re[1]: 鉄筋コンクリート造に適用する防腐処理について
□投稿者/ kubo (253回)-(2008/11/04(Tue) 22:08:55)
    >個人的な見解では建基法令37条では「構造耐力上主要な部分に使用する材料」に
    >適用するとあるので木間仕切は該当しないし、鉄筋コンクリート造の床スラブを
    >張った上での二重床や直張りのフローリング等は該当しないのではと考えております。

    私もそう思います。


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■3903 / inTopicNo.3)  Re[2]: 鉄筋コンクリート造に適用する防腐処理について
□投稿者/ TK (4回)-(2008/11/04(Tue) 22:51:59)
    2008/11/04(Tue) 23:46:52 編集(投稿者)

    早速のお返事ありがとうございます。

    コンクリートは抱水性を持つ為、防腐処理をした方がいいという程度なのでしょうか?法的にしなくても良いのでしょうか?どうなんでしょう…。
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■3905 / inTopicNo.4)  Re[3]: 鉄筋コンクリート造に適用する防腐処理について
□投稿者/ RIKU (1回)-(2008/11/05(Wed) 15:12:33)
    RIKUです。
    > コンクリートは抱水性を持つ為、防腐処理をした方がいいという程度なのでしょうか?法的にしなくても良いのでしょうか?どうなんでしょう…。
    ●法令(法廷)では「構造耐力上主要な部分」か否かの問題になるでしょう。
    ●通常の(標準)共通仕様書等では「構造耐力上主要な部分」か否かは関係なし。
    ●日本建築学会【木構造設計規準・同解説】101:適用範囲 701:建築物の保守(別編に集成木材の記述もあり)の再読をお勧めいたします。
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■3908 / inTopicNo.5)  Re[3]: 鉄筋コンクリート造に適用する防腐処理について
□投稿者/ oto (15回)-(2008/11/05(Wed) 23:34:06)
    2008/11/05(Wed) 23:39:20 編集(投稿者)

    令第1条第3号の『構造耐力上主要な部分』の内容は、構造計算上の検討が必要な架構部分を示していると思います。RC造であれば、スラブが『構造耐力上主要な部分』に該当するので木床組・直張りフローリングは『構造耐力上主要な部分』ではないと思います。
    シロアリや腐朽は怖いので、防腐・防蟻処理をするにこしたことはないでしょうが、必要最低限という意味で法的な位置づけはないと考えています。
    法の趣旨としては、腐朽による想定しないような倒壊を防ぐという意味しかないと思いますので。
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■3911 / inTopicNo.6)  Re[4]: 鉄筋コンクリート造に適用する防腐処理について
□投稿者/ RIKU (2回)-(2008/11/06(Thu) 12:26:03)
    RIKUです。
    > 令第1条第3号の『構造耐力上主要な部分』の内容は、構造計算上の検討が必要な架構部分を示していると思います。RC造であれば、スラブが『構造耐力上主要な部分』に該当するので木床組・直張りフローリングは『構造耐力上主要な部分』ではないと思います。
    ●令第1条三号【構造耐力上主要な部分】『基礎、基礎ぐい、壁、柱、小屋組、土台、斜材(筋かい、方づえ、火打材その他これらに類するものをいう。)、床版、屋根版又は横架材(はり、けたその他これらに類するものをいう。)で、建築物の自重若しくは積載荷重、積雪荷重、風圧、土圧若しくは水圧又は地震その他の振動若しくは衝撃を支えるものをいう。』とあります。

    この用語の定義は、前段で建築物の構造部位(基礎・杭・壁・・・)を定義し、後段では耐力要件を定義しています。ですから、後段の耐力要件については広く解釈されています。詰り、令37条(防腐・防食・耐磨耗)に関連付けて。それらに対処していなかった場合の例として。手摺、欄干、ひさし、上げ床、最下階の床など。

    > シロアリや腐朽は怖いので、防腐・防蟻処理をするにこしたことはないでしょうが、必要最低限という意味で法的な位置づけはないと考えています。
    > 法の趣旨としては、腐朽による想定しないような倒壊を防ぐという意味しかないと思いますので。
    ●防腐・防食・耐磨耗処置の要不要を法令を拠り所にされるのは現実的ではありません。拠り所となるのは、当該建築の仕様書です。特記なき場合は共通(標準)仕様書です。
    ●共通(標準)仕様書に書かれた内容の何故?を知りたい場合は、小生前述「木構造設計規準・同解説」が参考になると思います。
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■3913 / inTopicNo.7)  Re[5]: 鉄筋コンクリート造に適用する防腐処理について
□投稿者/ TK (5回)-(2008/11/06(Thu) 17:24:06)
    RIKUさん、otoさんありがとうございます。

    > この用語の定義は、前段で建築物の構造部位(基礎・杭・壁・・・)を定義し、後段では耐力要件を定義しています。ですから、後段の耐力要件については広く解釈されています。詰り、令37条(防腐・防食・耐磨耗)に関連付けて。それらに対処していなかった場合の例として。手摺、欄干、ひさし、上げ床、最下階の床など。

    大変申し訳ないのですがまだ「木構造設計規準・同解説」が熟読できておらずなのですが、RIKUさんの言う事はつまり「構造耐力上主要な部分」でなくとも使用材料、箇所によっては(防腐・防食・耐磨耗)処理が必要という事なのでしょうか?

    例えば、RC造共同住宅において内断熱(ウレタン吹付)の場合、外壁側下地木材等はウレタン面を避け直接外壁コンクリート部に接する事になるのですが、この場合は「木構造設計規準・同解説」によると防腐処理は必要になるといった解釈になるのでしょうか?

    施工面でも防腐処理を施した木材は接着材が利かず、コンクリート面にとめる場合はアンカーとめが必要になるなど、コスト面にも影響が大きいです。また、F☆☆☆☆の材料証明が取れない為、換気計算が必要になりそうですが…。まだ疑問が残っております…。
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■3915 / inTopicNo.8)  Re[6]: 鉄筋コンクリート造に適用する防腐処理について
□投稿者/ RIKU (3回)-(2008/11/06(Thu) 18:38:41)
    RIKUです。TKさん今晩は。
    > 大変申し訳ないのですがまだ「木構造設計規準・同解説」が熟読できておらずなのですが、RIKUさんの言う事はつまり「構造耐力上主要な部分」でなくとも使用材料、箇所によっては(防腐・防食・耐磨耗)処理が必要という事なのでしょうか?
    ●規準・同解説の説明はご容赦願います。ただ、折角の機会ですから二点だけ。
    ●101【適用範囲】この規準は、「一般木造建築の構造部分」ならびに「木造と他の構造とを併用した建築物の木造の構造部分」の設計に適用する。また、塔・マストの類や、型枠・支柱・足場などの仮設的構造物の構造設計に対しても適用することができる。(本文通り・解説省略)
    ●701【防腐工法】規準で3P解説が7Pにわたり記載された労作です。
    具体の内容でいわゆる「構造耐力上主要な部分」以外の部分も列挙されています。
    因みに、702【防儀工法】は全6Pに渡って記されています。

    > 例えば、RC造共同住宅において内断熱(ウレタン吹付)の場合、外壁側下地木材等はウレタン面を避け直接外壁コンクリート部に接する事になるのですが、この場合は「木構造設計規準・同解説」によると防腐処理は必要になるといった解釈になるのでしょうか?
    ●ウレタン云々細部にはコメントは控えますが、規準701.3「腐朽しやすい個所」の木部に該当しそうです。
    ●各種仕様書の木工事防腐については、この規準・同解説を元に作られているようです。

    > 施工面でも防腐処理を施した木材は接着材が利かず、コンクリート面にとめる場合はアンカーとめが必要になるなど、コスト面にも影響が大きいです。また、F☆☆☆☆の材料証明が取れない為、換気計算が必要になりそうですが…。まだ疑問が残っております…。
    ●取付はしっかりと。室内環境破壊防止には努力しましょう。
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