■37116 / inTopicNo.4) |
Re[3]: jwwで読み込んだ敷地図面からの座標化
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□投稿者/ coolyoppe (1103回)-(2008/04/19(Sat) 03:25:37)
| こんにちは。
(下記は測量関係の回答を編集したものなのでちょっと長いですが、 一番最後のJWWに標準装備されている外部変形を使用して、 「座標ファイル作成」を実行するのが最適かと思います。 オフセットの方法などは上のほうの例題をやると分かるように なっています。)
JWWは基本的に数学の座標系(上方向Y)で、 相対座標系(画面上の点に絶対座標を設定できない)ですので、 測量ソフトのように座標を扱うには工夫や外部変形などが必要になります。
kazuさんの手順で原点指示の時にオフセットを使うと座標系の設定が可能です。 例えば、JWWで作図した点の座標を書き出す場合ですが、 メニュー「その他」、「座標ファイル」から、 「条件設定」ボタンをクリックしてみて下さい。 「(m)単位読込・書込」や「YX座標書込」にチェックを入れ、 点を選択した後「基準点変更」から基準点の座標をオフセットで XY逆でマイナス入力してやることで測量座標系で座標を書き出せます。
座標測定する場合ですが、 基本設定「一般(2)」で「m単位入力」にチェックしておきます。 メニュー「その他」、「測定」から、 「座標測定」から原点指示のときに上記と同じようにオフセット入力 することで測量座標を測定(JWW上には測量のYX順に表示されるので 逆に読む必要がある)出来ます。
というように標準でやる場合には工夫が必要です。
以上が面倒な場合は、測量用の外部変形やツールを使うことになります。 kazuさんのサイトで紹介されていますので参照してみて下さい。 http://homepage2.nifty.com/christchurch/tool/tool_1.htm 「測量・座標」(黄色の文字)のところをクリック。 (竹下さんの「PfOX」と「P_UtW」もあります。)
■以下、標準の機能で測量座標を測定する一例です。 次のような座標(測量座標、m単位、X方向が北(上)方向)が あったとして、これらを作図した後で座標測定します。 測点名 X座標 Y座標 pt1 -24041.566 5008.827 pt2 -24095.118 5006.953 pt3 -24095.705 5026.764 pt4 -24068.467 5027.668 ※用紙A3、縮尺1/500、基本設定「一般(2)」の「m単位入力」に チェックした状態で試してみて下さい。 尚、詳しい説明などは、こちらを参照してみて下さい。 http://www.jwcad.net/log/infox3/infox3-0601-06/thread6057.htm
手順 1.メニュー「その他」「座標ファイル」(またはツールバーの 「座標」)から、「ファイル編集」をクリック。 2.外部エディタ(メモ帳など)が起動するので、内容を (既にデータなどが有る場合は、全て削除してから)
-24041.566 5008.827 "pt1 -24095.118 5006.953 "pt2 -24095.705 5026.764 "pt3 -24068.467 5027.668 "pt4 -24041.566 5008.827
(全角文字は不可)として上書き保存し、終了。
3.「mm単位読書」をクリックして「m単位読書」にする 4.「YX座標読込」をクリックし、基準位置座標の「▼」をクリック、 リストの一番上の座標を選択するとその座標を基点に図形がくっついて くるので好きな位置に配置。 5.メニュー「その他」「測定」から、「座標測定」をクリック、 pt1の点からマウス右ボタンで下方向にドラッグ(オフセット)したら、 「-5008.827..24041.566」というようにpt1の座標値のXY逆、正負逆に 入力する。 6.座標測定になるので、pt1の点を右クリックしてみると、 画面下に【5008.827m , -24041.566m】と数学座標系で表示されるので、 測量座標ならXY逆にして読めば【-24041.566m , 5008.827m】OK。
■前述したように、以上の手順が面倒で分かりにくいということであれば 外部変形や他のツール、ソフトなどを利用することになります。
一例として、コジマさんのruby外部変形「引出線付座標」を使用する方法を 紹介します。(上記で作図した座標を例題とします。) ※ruby環境が未導入の場合は、牛渡さんのサイトで導入方法が解説されています ので、あらかじめ導入しておいて下さい。 http://gravelroad.yh.land.to/category/2/subcatid/6
手順 1.下記から外部変形をダウンロードし「jww」フォルダに解凍する。 http://www.farchi.jp/filemgmt/index.php?id=315 2.メニュー「その他」「外部変形」から、「JWW」フォルダ内にある 「引出線付座標」「測量系」と進んで「原点設定.bat」をダブルクリック。 3.pt1の点を右クリックで指示、m単位なので画面左上の「1)M(L)」ボタンを クリック(または作図画面上を左クリックでも可)、 画面上部に原点のX座標の入力欄が表示されるので「-24041.566」と入力し 「ENTER」(または作図画面上を左クリック)、 続いてY座標「5008.827」と入力し「ENTER」すると原点座標として、 「-24041.566 , 5008.827」が設定される。 4.測定に入るので、pt1の点を右クリック、引出線の位置と座標が作図 される位置を(2点を順に)クリックし、左上の「点指示終了」をクリック、 (またはマウス左ボタン上方向ドラッグ「点指示終了」)、 「引出線付座標記入」画面が出るので「X/Y確定」ボタンをクリックすると 画面上に測量座標が記入される。 ※手順2で原点座標を登録しておくと次回にも有効なので、 次からは「引出線付座標.bat」を選択してすぐ座標測定に入れます。
●バージョン6.00から、外部変形として 「ZAHYOU.BAT」(座標面積計算)が標準装備されています。
メニュー「その他」、「外部変形」から、 「ZAHYOU.BAT」をダブルクリックして実行、 「面積表作成」から閉じた図形(最大200辺)を選択(範囲選択可) し「選択確定」したら、後は画面上部の説明に従って操作すれば、 座標面積計算表が作図できます。(測点ごとの座標も確認できます。)
※「座標ファイル作成」からだと座標をテキストとして書き出すことも 出来ます。
前述した例題で試されるときは、 原点指示の時に、前述した手順5の方法でオフセット入力して下さい。
小数点以下有効桁数の指定など多くのオプションがあるようです。 詳しくは「ZAHYOU.BAT」をメモ帳などで開いてご覧下さい。 追加オプションの一覧は最後のほうに記載されています。 例えば、 「面積表作成」の実行部分
:EXE-1 ZAHYOU.EXE %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 GOTO END
に、「/Y」(YX(測量)座標)を追加して、
:EXE-1 ZAHYOU.EXE /Y %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 GOTO END
と、メモ帳などで編集し「ZAHYOU測量系.BAT」などの名前で保存します。 このバッチファイルから実行すれば、座標が測量系で作図されます。
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