| 一部の防火区画において、防火区画壁の縁端が外壁に当たって止まる部分ですが、その付近の外壁に開口部があっては、そこを迂回して火炎が延焼してしまうので、そうならないように、一定の間隔には開口部を設けなかったり、設ける場合は防火設備としたり、耐火壁を突き出して遮蔽したりする措置のことです。
これは、上下階に関しても、庇やベランダなどをスパンドレルに見た立てて行われています。
なぜ、スパンドレルと呼ぶようになったかは知りませんが、外部を迂回して防火区画相互間を火炎が伝わるのを防止する構造のことを言います。
スパンドレルとは、元々は、アーチが連なった構造(橋のような)の1スパン毎に柱で受ける部分の柱頭の上のデルタ部分の名称です。
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