建築基準法等専用掲示板
(現在 過去ログ10 を表示中)

HOME HELP 新規作成 新着記事 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

[ 最新記事及び返信フォームをトピックトップへ ]

■2909 / inTopicNo.1)  屋上看板について
  
□投稿者/ yuri (1回)-(2008/05/10(Sat) 16:12:12)
    鉄骨建築物の上に、鉄骨軸組の屋外看板を設置する場合、
    躯体のジョイント部というのは、通常、
    どのように納めているものなのでしょうか。
    建築物の高さに、看板部を含めると難しい面がある(採光や日影等)為、
    建築物+工作物として別々に申請する予定です。
    その場合、柱のジョイントをどうしておくべきなのか、
    (看板部を工作物として扱う為に。)判断に困っております。
    複数の審査担当者に確認したところ、見解が違い、
    行政に聞いたところ、「基準があるわけでは無い為、審査担当の判断による」
    という話でした。
    実際、みなさんはどうされているのでしょうか?

引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■2912 / inTopicNo.2)  Re[1]: 屋上看板について
□投稿者/ ホームズ (88回)-(2008/05/11(Sun) 09:46:13)
    そう何度も経験があるわけではないですが、自分の経験上の話です。

    鉄骨造の場合屋上看板を設置するには本体の構造体と接続させる必要があるので、基本的には本体の柱の位置に屋上用の柱を出します。梁から出すこともできないことはないですが、暴風時や地震時の短期荷重による梁に負担が大きくなります。
    屋上看板はピン接合になる場合が多いので、看板用の柱は屋上防水の立上りを考慮した位置までは本体柱に剛接であげ、そこにトッププレートをつけてアンカーボルト用の孔を開けておきます。
    看板架台はベースプレートにて先のトッププレートにHTBでピン接合します。

    ほかにもいろいろあると思いますが、私はこんな設計をしています。
    ただし、貸看板の場合は新築後しばらくすると予想以上の大きな看板がついていたり、看板屋が屋上スラブの鉄筋やデッキプレートに溶接して架台を作っていたりして「問題あり」と思うケースがあります。

    工作物で申請するのであればその辺は安心ですが、くれぐれも本体の構造計算にしっかり考慮しておいてください。新築時に計画されているのであれば看板の設計まで構造計算に含めておけば(将来用ということで)一番良いと思います。

    規準がないということは設計者ごとに考えがいろいろですから、適判で指摘されやすいですよ。
    特に、看板と本体の構造設計者が違う場合は気をつけましょう。


引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■2931 / inTopicNo.3)  Re[2]: 屋上看板について
□投稿者/ yuri (1回)-(2008/05/13(Tue) 01:45:27)
    ホームズさん、返信おそくなりましたが、丁寧なコメント感謝します。
    有難うございました。

    「本体の柱の位置に屋上用の柱を出します。」
    → その上にピン接合で看板用の柱を継ぐということですね。

    その場合、建築物としての高さは、「ピン接合する屋上用の柱の柱頭」
    という扱いなのでしょうか?
    また、本体の柱でそこまで延ばしておくという方法もあるものなのでしょうか?



引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■2936 / inTopicNo.4)  Re[3]: 屋上看板について
□投稿者/ ホームズ (91回)-(2008/05/13(Tue) 13:11:34)
    > 「本体の柱の位置に屋上用の柱を出します。」
    > → その上にピン接合で看板用の柱を継ぐということですね。

    伸ばすのは防水の納まりを考えると50cm〜70cmですよね。
    本体の柱を伸ばしても、ピンでも良いと思いますが、ピンだと看板の柱をまたピンでつなぐと構造的に不安定になるので、私は本体柱を伸ばしています。

    新築時から看板が決まっているのなら、構造は一体で解析しておく(屋上突出物として)のがよさそうですね。

    > その場合、建築物としての高さは、「ピン接合する屋上用の柱の柱頭」
    > という扱いなのでしょうか?

    うーん、難しいですね。そう考えておくほうべきだと思いますが。
引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■2939 / inTopicNo.5)  Re[4]: 屋上看板について
□投稿者/ kubo (86回)-(2008/05/13(Tue) 20:38:41)
    > その場合、建築物としての高さは、「ピン接合する屋上用の柱の柱頭」
    > という扱いなのでしょうか?

    「ピン接合する屋上用の柱の柱頭」は

    令2条-1-六-ハ の
     棟飾、防火壁の屋上突出部その他これらに類する屋上突出物は、当該建築物の
     高さに算入しない。
    に該当する・・・という解釈でよいと思いますが。

    所轄官庁の所轄課に確認してみて下さい。

引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■2950 / inTopicNo.6)  Re[4]: 屋上看板について
□投稿者/ yuri (2回)-(2008/05/14(Wed) 21:32:39)
    ホームズさん、コメント有難うございます。

    > 伸ばすのは防水の納まりを考えると50cm〜70cmですよね。
    > 本体の柱を伸ばしても、ピンでも良いと思いますが、ピンだと看板の柱をまたピンでつなぐと構造的に不安定になるので、私は本体柱を伸ばしています。
    →なるほど・・。看板用の柱をピン接合とするのには、どう言った理由からなのでしょうか?部材を小さくできるということでしょうか?
     今回2F建ての上に建てるのですが、溶接がよいかピン接合がよいか思案中です。(ちなみに、平面でいうと、ほぼ正方形の四面看板です。)

    > 新築時から看板が決まっているのなら、構造は一体で解析しておく(屋上突出物として)のがよさそうですね。
    →建築物の確認申請時に、工作物の躯体についても同時に審査を受けようと考えています。ただ、その場合、↓下の質問と重なるのですが、建築物にならないのだろうかと疑問なんです。

    > > その場合、建築物としての高さは、「ピン接合する屋上用の柱の柱頭」
    > > という扱いなのでしょうか?
    >
    > うーん、難しいですね。そう考えておくほうべきだと思いますが。
引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■2951 / inTopicNo.7)  Re[5]: 屋上看板について
□投稿者/ ホームズ (92回)-(2008/05/14(Wed) 21:59:45)
    > →なるほど・・。看板用の柱をピン接合とするのには、どう言った理由からなのでしょうか?部材を小さくできるということでしょうか?

    看板と建築物は寿命が違います。
    看板は将来変更する可能性が高いとは思いませんか?
    もし、将来看板を変更するときピンであれば、長期の軸力、短期の軸力(浮き上がりを含めて)のみを検討すればよいですが、剛接では本体の構造にまで影響が出るので難しいです。
    そうした使用上の変更に対応するためにピンとしているのだと思います。
    また前にも書きましたが看板業者が建築と別途発注になっている場合もあるし、貸し看板ということもあります。

    >  今回2F建ての上に建てるのですが、溶接がよいかピン接合がよいか思案中です。(ちなみに、平面でいうと、ほぼ正方形の四面看板です。)
    >
    > > 新築時から看板が決まっているのなら、構造は一体で解析しておく(屋上突出物として)のがよさそうですね。
    > →建築物の確認申請時に、工作物の躯体についても同時に審査を受けようと考えています。ただ、その場合、↓下の質問と重なるのですが、建築物にならないのだろうかと疑問なんです。

    看板は工作物であり建築物ではないですが、構造的には分けて考えなくても良いと思います。むしろ看板による風荷重など本体に及ぼす影響が大きいほど本体と一体(剛接という意味ではなく)で解析するべきですね。
引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■2953 / inTopicNo.8)  Re[6]: 屋上看板について
□投稿者/ bell (53回)-(2008/05/15(Thu) 00:34:55)
    yuriさんの疑問に明確な返事はできませんが、よく言われるのが工作物はあくまでも本体構造と縁を切れです。ですが構造上縁など切れるわけも無く、「縁を切れ」は意匠上、構造形態上の話と理解しています。ですから柱溶接ですと建物形態一体とみなされる場合も有ります。変な話しですが、どのように縁を切れたように見せるのかを求められています。なので、柱立ち上げエンドプレートで一旦止めてとか、床から工作物用の基礎架台立ち上げアンカーボルトでとか、壁は笠木から500空けてとか、言う事になります。

    もちろんホームズさんの言う事も理由の一つです。要は縁切りの確固たる法文等の裏づけが無いので、審査機関で言う事違います。前は堂々と本体柱延ばして工作物でOKも有りましたが・・・私の近辺はやはり「縁を切れ」です。尚、建物高さは縁切り部までが一般的です。
引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■2956 / inTopicNo.9)  Re[5]: 屋上看板について
□投稿者/ yuri (4回)-(2008/05/15(Thu) 15:00:15)
    kuboさん、遅くなってしまいましたが、コメント有難うございます。

    > 「ピン接合する屋上用の柱の柱頭」は
    > 令2条-1-六-ハ の
    >  棟飾、防火壁の屋上突出部その他これらに類する屋上突出物は、当該建築物の
    >  高さに算入しない。
    > に該当する・・・という解釈でよいと思いますが。
    >
    > 所轄官庁の所轄課に確認してみて下さい。

    → 法的に読むと屋上突出物で含まないが、一般的には「縁切り部」まで含むこと
      が多いというのが現状でしょうかね。(「縁切り部」までという指摘が多いですよ  と先ほどここでアドバイスを頂きました。)
      検査機関とはよくよく打合しようと思います。ただ、一般的な考え方をい
      ろいろとお聞きしておきたいなとは思ってます。
      
      
引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■2973 / inTopicNo.10)  Re[7]: 屋上看板について
□投稿者/ yuri (2回)-(2008/05/18(Sun) 15:14:54)
    bellさん、ホームズさん、コメント有難うございます。
    (お返事遅くなり、申し訳ありません。)

    なるほど。通常みなさんがどのように、設計されているのかが、
    少し理解できました。もう少し検討して決定しようと思います。
    方法がいろいろあるだけに、迷うところですが。
    有難うございました。
    (また、行き詰まったら、ご相談するかもしれませんが。)

    > yuriさんの疑問に明確な返事はできませんが、よく言われるのが工作物はあくまでも本体構造と縁を切れです。ですが構造上縁など切れるわけも無く、「縁を切れ」は意匠上、構造形態上の話と理解しています。ですから柱溶接ですと建物形態一体とみなされる場合も有ります。変な話しですが、どのように縁を切れたように見せるのかを求められています。なので、柱立ち上げエンドプレートで一旦止めてとか、床から工作物用の基礎架台立ち上げアンカーボルトでとか、壁は笠木から500空けてとか、言う事になります。
    > もちろんホームズさんの言う事も理由の一つです。要は縁切りの確固たる法文等の裏づけが無いので、審査機関で言う事違います。前は堂々と本体柱延ばして工作物でOKも有りましたが・・・私の近辺はやはり「縁を切れ」です。尚、建物高さは縁切り部までが一般的です。
引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/



トピック内ページ移動 / << 0 >>

このトピックに書きこむ

過去ログには書き込み不可

Mode/  Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -