| 2010/04/21(Wed) 06:49:24 編集(投稿者) 2010/04/21(Wed) 06:47:03 編集(投稿者)
真北は、磁北から約4〜7度程度振れています。地図によっては、星印で記されているものもあります。 GPSの測量図や地図の北は、座標系ですので真北を示すものではないのです。 正確に割り出す方法として、計画地の経度、緯度を地図やカーナビで調べ、敷地で振り子などを用いて、敷地の一辺を記載した図面上(平板測量の要領)に陽時計のような日影の線を引きます。 その時の年月日時分秒も記録しておきます。 次の計算を行うことで、日影の線から〇〇度、反時計回りした方向が真北となります。 計算例 1.測定時間 12時0分0秒(α=12h) 2.経度(東経)140度30分0秒(β=140.5°) 3.緯度(北緯)38度30分0秒(γ=38.5°) 4.視赤緯 −23度24分12秒(δ=−23.403°) 5.均時差 0時3分14秒(ε=0.05389h)
x=α+(β−135)×(4/60)+ε =12.421
y=(x−12)×15 =6.3083
z= sin γ × tan(90−y)− cos γ × tan δ / sin y =8.7138
θ=ATAN(1/z) =6.5466°
〇〇〇〇年〇〇月〇〇日12時0分0秒の日影の方向より、6.5466°反時計回りした方向が真北となります。(視赤緯、均時差は、正負に注意) 視赤緯や均時差は、毎年、変化しますので、理科年表(国立天文台編)に記載されているはずで、丸善で購入できると思います。
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